一昨日から盆切り。今日は送り火で最終日。ここらは特殊。喪服来て近所の初盆のお宅を回ります。

界隈のお盆の時期の夕方は、かなり異様。
もちろん、よそ者からすると…です。

ここに来たばかりの時は、
「何よりも弔事」
「近所に弔事があれば当然仕事は休む」
みたいなのに、かなりビックリした。

業者に委託するようになって、炊き出しは流石にやらなくなっていたけど、25年くらい前までは、やっていたみたい。
とにかく、近所にご不幸があると、本当に大変。

そう言えば…
越して来て程なく、ご近所のみどりさんと言うおばあさんが亡くなった。
私はみどりさんに会ったこともなく、その頃は親族も含め、亡くなった方を目にする機会も余りなく、少々気持ちが縮みがちだった。
で、そのみどりさんの口が渇いていて可哀想だから、綿棒のようなものを渡されて、濡らしてやってくれと言われて、かなり衝撃を受けたことがあったっけ…

毎度、お年寄りたちの勢いみたいなものに違和感を感じていた。

上手く言えないけど…
この年になってみて、いろいろ思うところあり、
こちらのやり方も丁寧で気持ちがこもってて、悪くない気はしてる。

で、一昨日、盆切り(この地方ではお盆をそう言います)
喪服で近所を回りました。
今年はご近所で一軒だけだった。
その後、お子さんを亡くしたお友達のところに行ってきました。
ただ、遊びに行ったみたいに参らせてもらった。また、ご飯食べに行こうねと約束して帰って来た。


さっき、ちょっと調べたいことがあり、ネットで調べたら、この界隈のお盆についての質問があった。
ごく一般的な、今主流のお盆についての知識を元にした意見がベストアンサーになってた。
「それは、まずいですよ」
と教えてあげたかったけど、もう締め切られてて意見が言えなかった。

この界隈は、非常に特殊。
それはネットにも載っているくらい。

そして、それを界隈のお年寄りたちは何よりも大切にしている。

そこに居合わせた方やその質問をしていた方が嫌な思いをされてなかったら良いなぁと思います。