お正月から格闘して半月。そろそろ軌道に乗りたいものだ。

今週のお題「上半期ふりかえり」だそうだ。

お題で何やら書いたことはないけど、ふと、上半期って何やった?

と思って振り返ってみる。

今年は年末年始は、一人暮らしの母と新年を迎えようと実家に家族で行った。

それも、かなり強行軍で大変だったんだけど、

「一年の計は元旦にあり」
元旦から飛ばすのはやったらあきませんね…

 

上半期は凄いハードで疲れ切ってボロボロ感あり。

何度、口にヘルペスできた?

何度、微熱出た?

何度、蕁麻疹出た?

まぁ、美味しくお酒は飲めてます。(そこじゃない)

 

元旦、帰宅途中、もうすぐ我が家というあたりで

警報が鳴って、ラジオが切り替わり北陸の情報を流し始め…

皆様もご存知の通り。

いまだに北陸の方々は難儀をされている様子。

一日も早く、日常が戻ってきますように。

せめて、自分は食べて呑んで応援を致します。

 

さて、まだ三が日も明けぬうち

「地図アプリが使えません!」と仕事で事件勃発。

 

ここからが地獄だった。

 

よっ!システム責任者!(嘘やろ…

 

昨年からシステムを変えたのだけど、どうしようもないものを選択してしまった。
というか、うちの働き方や考え方と著しく違うものを選んでしまったのがあかんのだけど。
選択に関わったので責任はもちろんある。

選考時は単なる補佐だったのだけど、システムがまだ軌道に乗らないうちにシステム選考の責任者が会社を辞め、青天の霹靂。

 

すみません。

私、白状してしまうと、経理とか労務とか全然わからないんですよ。

会社員経験は大学卒業後、たった3年3ヶ月。

その間、特殊且つ非事務仕事を経験させてもらったけれど、口の悪い先輩に「ドサ周り人生」と言われるほど転勤だらけ。

どこかに落ち着く間もなくエキスパートになれぬまま寿退職。

その後もぼちぼち細々働いたものの、それも同様の仕事。子供が生まれてからも続けてはみたが、子育てで手一杯になり程なく断念。稀に声がかかって仕事をすることもあったけれど、有給なんて発生しないフリーランスだし、たとえば、パートさんが専任じゃなく仕事掛け持ちでも有給取れるのが、今でも訳がわからない、それってフリーランスちゃうん?なんで?とはてなが無限大に頭の上で回っている状況。

そもそも私は会社の事務の方々より、少々パソコン慣れしているだけで、手伝いに入った自称季節労働者の浦島おばさんで…

…などと長い言い訳。失礼しました。

 

システムの動作ついては読めばわかるけど、実務の用語の意味がわからない、実務の仕組みがわからない。それって、それ以前の問題で絶望しかない。

 

選んだシステムはうちの会社の働き方に全くマッチしていなかった。先にも書いたけど、選んだ責任者は稼働を始めた3ヶ月後に退社、最後の1ヶ月半は当然ほぼ有休消化。

で、仕方ない、わからんなりに孤独な格闘が続くったら続く状態できて、いくらなんでもそろそろ軌道に乗るかと思った矢先。

 

地図アプリが作動しないのは、行政区割りの変更しか考えられない…

 

確かに、ゼンリンが新区割り未対応で使えないというのが結論だったのだけど、お正月早々から頭を悩ませる事態に突入。

 

社会が止まる1月1日になぜ区割りを変更したのか

いまだにいくら考えても分からないけど、マジで誰か教えて欲しい(恨み節)

 

地図くらいGoogleで見りゃいいやん。

と思われるでしょう、その通り。

行先わからなきゃググればいいんですよ。

 

ただ、

パートさんには、移動距離から算出した時給を移動時間の給与としてお支払いしているので、「新住所を拾えない」と言うのは、当然「距離が出ない」ので「移動にかかる給与の計算ができない」と同義。

パートさんの給与の一部が支払えない。

 

パートさんの給与の締めは15日。

システム会社がまともに起動し始めるのは、1/9。

一応、システム会社にメールで質問は投げるが「ゼンリンの対応待ち」と1/5に言葉少なく返信あるのみ。

 

は?

あの脱力はいまだかつて無い稀有な経験。

 

あとで営業の方がフォローしてはくださったんですけど。

乾いた笑いしかない。

 

このままだとパートさんに正しい給与が出せないと

自宅でパソコンに向かい、必死で調べていくと

Googleスプレッドシートを使えばどうやら距離計算ができるらしい。

 

ゼンリンの数字と比較してみても、少々違いはあるもののどちらかが著しく数字が大きい、小さいといった事はなく、移動距離の合計はほぼ変わらないこともわかって、そこからスプレッドシートのApp Scriptとの格闘の始まり。

 

で、色々試行錯誤したり、データの突き合わせしていくと

途中で、あれ?

という気づきが恐ろしいほどある、これが。

 

そもそも、距離計算は最近の後付け部分だったらしく、まだまだ洗練されておらず手順が煩雑。もうそこここに落とし穴だらけで、ヒューマンエラーが出るわ出るわ…

仕様の問題もたくさんあることもわかる。

問題は他にもあるかもしれないと精査を進めるとエラーの発見が続き、過払いの返還請求はしなかったが、当然不足分は清算してお詫びとともに支払う。

額はそんなに大きくはないけれど、会社に損害も出ることに。

エラーが出る部分についてはこのままでは恐ろしくて使えない。

松の内から悪夢。

 

そもそも、システムの導入っていうのは、正確に数値が出るのは当たり前、その上で簡便化、迅速化のためやないのかな?

 

このシステムのメインは勤怠給与やなく、勤務実績と指示報告なので、メインはもちろん使用するとして、とは言え、システムだけに任せるとエラーが出てしまうため、データの精査ツールは整えた。

勤怠実績は取り出すが、給与は自身で計算する方法に切り替える、つまりシステムでの給与計算は諦める、最終的に別で計算し精査まで行ってできたデータは戻すことに。でないと記録が分散する。

 

まぁそんなこんな。

とりあえず、給与は今月軌道に乗った。

Excelの計算シートを作り込み、マニュアルも書いて進めるが、毎月精査段階で何かが起こる。

出力データを貼りさえすれば必要な精査が適切にできるように都度、作り込む作業が毎月続く。

 

何か失敗案件が起こると

「手順の変更が多くて覚えられない」

と言われる。

覚えるものではなく、都度改訂しているマニュアル通りに進めてくれればと伝えるけれど、電話も掛かれば来客や会議もある、なかなかその作業だけをマニュアル首っぴきでじっくり腰を据えてやることは難しい。とにかく煩雑な作業を抜きエラーが起きない工夫をする。

変な数字は色を変えてお知らせ、精査が必要な箇所はそれにあった警告が出るように仕込む。

 

それって、普通はシステムがやることやんな?

毎度、心の中でぼやくけど、

なんちゃってとはいえ、選考側ではあったし、そもそも使い手に全く罪は無い。

 

4月の台湾行きは絶対だったので、それまでは休日返上で必死。

台湾にはiPadひとつで行きたかったが、仕方ないパソコン担いで行った。

台湾の空港に到着して携帯に現地SIM入れるや否や、トラブルメールがガンガン入って、初日チェックインから数時間仕事する羽目に。持って行ってよかった。

 

ただ、それだけ苦労して格闘すると、Excelだけでなく、Googleスプレッドシートもかなり使えるようになり、おばさんもただでは転んでない。

 

私の上半期はうちの会社の働き方と全く相容れない働き方しかできないシステムとの格闘。うちは社労士に逐一相談して労基に則って雇用をしているので正しい働き方を採用していると思うけど、なんで他からクレームが出ないのか?甚だ疑問。



色々わからんね。

 

 

でもね、今月で解決したんだよ。

下半期は元の季節労働者に戻って、ゆっくりやれるはず。

きっとね。(ちなみに先月も先々月も同様に言っていた)